未来の職場は、心の病気を予防して生きがいを持って働けるために3つの健康プロジェクトを行います。

1.自分のこころとからだを知る旅に出よう

ストレスに反応するこころとからだ

~ナビゲーター藤川恵子(理事長・医師)~
ナビゲーターの案内によって、健康であることを理解するために自分のこころとからだを一緒に見る(知る)旅にでます。
若者と女性を対象として、ストレスに対する抵抗力(レジリエンス)を高めるため①自分の気持ちを理解する、②他人の気持ちを理解する、③正しいヘルスリテラシーを持つことを目標とします。
セミナーも予定しています。
こころとからだには個別性があってそこを知ることが大切です。

 

2.こころとからだの保健室

ひとりひとりに合わせたメンタルサポート

職場の環境に適応できずに、抑うつになったり不安になったりする新入社員が増加しています。それまでの生活(学生時代など)での価値観と、新しく参加する会社組織などの考え方が違うと、そのズレの調整がつくまでに時間がかかることは容易に推察されます。このときに、新入社員などにじぶんのこころとからだについての知識がないと、客観視できずにわからないままに落ち込んでしまいます。その上コミュニケーションが少ないと、他の人の考え方も気付けなくなり、より孤立してしまいます。
未来の職場では、保健室を定期的に開いて、訪れてくる方にたいする病気の予防的な取り組みを考えています。
ひとりひとりに合わせた話し合いによって、就労が継続されるようにしながら、ゆっくり自分で考えていけるようにサポートするのが保健室です。

 

3. メンタル疾患予防のための啓発活動

多様性を尊重する環境づくり

メンタルの病気は、いちどかかると回復に時間がかかり、就労の継続を困難にさせることが多く見られます。そのため、予防が重要です。
働く場でのこころへの負荷は、近年非常に強いものとなってきました。
ストレスに対する耐性(レジリエンス)には個人差がありますが、職場や家庭などでの環境を改善することも、メンタル疾患予防に必要です。
環境の改善としては、第一はメンタルヘルスに対する関心を高め、正しい科学的な理解が重要です。メンタルの病気は誰でもかかるもので、偏見を持つことは最も避けるべきことです。そのための啓発活動をおこないます。